YKKの技 03

ファスナーが
勝手に開かないワケ

そういえばジーンズなどのファスナーって、勝手に開かないですね。開け閉めするときはスムーズに動くのに。 それは、ファスナーのスライダーにロック機能があるからですよ。

開かないのはロック機能のおかげ

ロック状態だと動かない!

もともとファスナーにはロック機能がありませんでした。でも、洋服を着ているときなど、動くたびに重力でスライダーが少しずつ下がり、ファスナーが勝手に開いてしまうと困りますよね。そこで、意図しないタイミングで開かないように開発されたのが、「ロック機能」つきのファスナーです。

ロック機能のしくみ

引手の動きと連動してロック解除!

スライダーの内部に仕掛けが隠されていて、引手の動きと連動してロックが作動するしくみになっています。

爪がひっかかるとロック!

たとえばジーンズなどに使われるスライダーの場合。ジーンズを履いているときに引手を倒しておくと、爪(ロックピン)と呼ばれる部分がエレメントにひっかかって、ファスナーが開閉しないようになっています。

爪が浮くと、ロックが外れる!

引手を90度起こすと、爪が持ち上がってロックが外れ、ファスナーをスムーズに開閉できるようになります。

小さな爪やロックピンが大きな役割を果たしていますね! このように引手を90度に起こさなくても、ロックが外れるスライダーもありますよ。

引手を軽く引っ張るとロックが外れる

オートマチックスライダーというタイプだと引手を持って軽く引っ張るだけで、ロック機能が解除されます。

バネの働きでカンタン開け閉め!

例えばこちらのタイプだと、スライダーの上面(カバー)にバネのような働きがあって、引手を持つと全体が浮き上がり、ロックが外れるのです。引手を持たなければロックが効いている状態になります。

「動かしたい時にだけ動く」を実現したロック機能、すごいですね! このようにファスナーは、一瞬気づかないようなところにさまざまな工夫が施されているんですよ。