YKK最高級ラインファスナー EXCELLA® のファスナー用テープに古着などを繊維化した不織布を活用 ~パリ・クチュールコレクションに採用~

2026年07月13日

 YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松嶋耕一、以下YKK)は、古着などを繊維化した不織布シートをファスナー用テープに使用した、YKK最高級ラインファスナー EXCELLA® のコンセプトアイテムを開発しました。

コレクションに提供したEXCELLA® (コンセプトアイテム)

 本アイテムは、ファッションデザイナー中里唯馬氏の企画発案のもと、セイコーエプソン株式会社(本社:長野県諏訪市、代表取締役社長:𠮷田潤吉、以下エプソン)、YKKの三者の協働により生まれました。2026年7月8日にフランス・パリで発表されたYUIMA NAKAZATOの最新クチュールコレクション「INFERNO」において、作品材料として採用されています。

 本開発では、エプソンのドライファイバーテクノロジー(DFT※)により再生された不織布シートをファスナー用テープに初めて用いたため、従来手法の適用が難しく、エレメント取り付け品質の確保に向けた検討を重ねました。さらに、不織布テープの剛性に適した構造のスライダーを選定し、ファスナーの操作性向上を図るなど、一連の検討を経てコンセプトアイテムとして具現化しました。

ランウェイフォト ©Mika Inoue

 開発の背景には、衣服の大量生産・大量消費に伴う世界的な古着の循環利用の課題があり、中里氏はケニア等に流入する古着の活用を模索してきました。
 YKKにおいても、繊維廃棄物や廃棄衣料を原料としたリサイクルポリエステルをテープ部分に使用したNATULON® Fiber Sourced® を展開するなど、サーキュラーエコノミーの実現に取り組んでいます。循環利用に関する共通の課題認識のもと、使われなくなった衣服や素材のアップサイクルによる新たな価値創出を目指すコンセプトに賛同し、本アイテムの開発に参画しました。

 YKKは、ラグジュアリー分野の多様な顧客ニーズに応えるため、今回の開発で得られた知見を活かし、EXCELLA® のさらなる商品価値向上に取り組んでまいります。