YKKがアクアポニックスに挑戦 ~社員発のアイデアで、社会課題解決に貢献できる事業を目指す~
2026年05月13日
YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松嶋耕一、以下YKK)は、2023年度よりアクアポニックスの検証を行っております。社内での新規事業アイデア募集から始まった本検証は、YKKのこれまでの技術・知見を活かし、食の分野において新たな価値提供を目指す取り組みです。
アクアポニックスとは、魚の養殖と水耕栽培を組み合わせ、魚の排泄物を微生物で分解し、植物の栄養源として利用することで、水を循環しながら養殖と栽培を一つのシステムで行う方法です。人口増加に伴い世界的な課題となっているタンパク質不足、気候変動による不安定な食料供給、高齢化や担い手不足が深刻化する一次産業といった社会課題に対し、YKKはアクアポニックスという革新的な循環型農業で応えることを目指しています。
YKKでは、富山県の黒部事業所において、日本での消費量が安定している一方で輸入依存度が高いトラウトサーモンの養殖を軸とし、様々な植物の栽培の検証を進めてまいりました。黒部事業所のある黒部川扇状地の豊富な地下水を利用し、140匹規模のトラウトサーモンで成育可能性を確認しました。また、成育データに基づく給餌量のコントロールなどの検証も行ってまいりました。水耕栽培においては、クレソン、モヒートミント、ワサビなどの野菜や、ウコンなどの生薬の栽培の検証に取り組んでいます。


現在、最適な生産設備の検証、生産技術の追求を目的に、黒部事業所内において、栽培棟や養殖棟などの設備設計を進めていますが、これらの大規模実証試験の結果を経ながら、同時に今後の生産から販売までの事業化検証を進めてまいります。
YKKはこれからも企業精神「善の巡環」に基づき、世界の人々が快適に健やかに心豊かに生活できる社会への貢献を目指します。