YKK、ヘラルボニー社とコラボレーション ~「あたりまえじゃないファスナー」コンテンツをWeb公開~
2025年10月29日
YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松嶋耕一、以下YKK)は、株式会社ヘラルボニー(本社:岩手県盛岡市、代表取締役 Co-CEO:松田崇弥、松田文登、以下ヘラルボニー)とのコラボレーションにより、キービジュアル・ショート動画・記事などのコンテンツを制作し、Webで公開します。
YKKでは日々の暮らしの中で誰もが“わくわく”できる商品提案を目指し、新しい使用感や使いやすさ、安全や環境に配慮した商品開発を行っています。一方、ヘラルボニーは「異彩を、放て。」というミッションのもと、障がいのある作家の作品や創造性を社会に発信し、新たな文化の創出を目指しています。このたび、両社は互いの想いに共感し合い、ブランドの思想と機能価値をつなぐものとして「プロダクトの哲学」を伝えることを目指し、プロジェクトを発足しました。「“あたりまえ”に向き合う」というテーマのもと、ヘラルボニー契約作家の作品とYKKのファスナーQuickFree® click-TRAK® Magneticを組み合わせたコンテンツを制作しました。

ショート動画:https://youtube.com/shorts/1iyRDMIqQxw?si=rVx8B_9h7_Pn5Oow
YKK DIGITAL SHOWROOM 記事:https://ykkdigitalshowroom.com/jp/article/1084
■QuickFree® click-TRAK® Magnetic
手が不自由な方々の「ファスナーが開閉しにくい」という声から生まれたユニバーサルデザインの商品。左右の開具(ひらきぐ)にマグネットを内蔵することで、簡単に組み合わせてファスナーを閉じることができ、スライダーを一番下まで下げなくても、チェーンを左右に引くだけで素早く開けることができる。
■YKK株式会社 執行役員 ジャパンカンパニー プレジデント 新井篤 コメント
YKKが大切にしてきた誠実なものづくりへの姿勢と、ヘラルボニーが掲げる力強い理念には、深い共感を抱いてまいりました。このたびのヘラルボニーとのコラボレーションにより、“あたりまえ”に新たな視点を投じるプロジェクトを実現できたことを、心より嬉しく思っております。本コラボレーションで制作したコンテンツを通じて、ヘラルボニーの作品とともにファスナーというプロダクトをより身近に感じていただき、YKKの想いが多くの方々に届くことを願っております。
■起用作品・作家


■作家fuco: (佐賀県)
学校に行けず暇を持て余していた時期に、作家の母が「マルを描いて」と紙とペンを渡したのが彼女の創作のはじまり。マルというモチーフが彼女のなかでピタリとはまり熱中するようになる。マルを描き始めて5年になるが、近年はマル以外のモチーフも描くようになり、マル、サンカク、シカクのモチーフを大きなカンバスに日々飽きることなく描き続ける。コミュニケーションとして発する言葉はわずかだが、頭に浮かんだであろう言葉を繰り返し呟き、言葉と一緒に作品が生まれることもある。
■株式会社ヘラルボニー(https://www.heralbony.jp/)
「異彩を、 放て。」をミッションに、障がいのイメージ変容と福祉を起点に新たな文化の創出を目指すクリエイティブカンパニー。障がいのある作家が描く2,000点以上のアート作品をIPライセンスとして管理し、正当なロイヤリティを支払うことで持続可能なビジネスモデルを構築。自社ブランド「HERALBONY」の運営をはじめ、企業との共創やクリエイティブを通じた企画・プロデュース、社員研修プログラムを提供するほか、国際アートアワード「HERALBONY Art Prize」の主催など、アートを軸に多角的な事業を展開しています。2024年7月より海外初の子会社としてフランス・パリに「HERALBONY EUROPE」を設立。
YKKはこれからも小さなファスニング商品を通じて、誰もが暮らしやすい社会づくりにも貢献してまいります。