YKKが「Textile Exchange Conference 2025」に出展 ~サーキュラーエコノミー(循環型経済)実現に向けた取り組みを紹介~

2025年10月08日

 YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松嶋耕一、以下YKK)は、10月13日(月)から17日(金)までポルトガルで開催される「Textile Exchange Conference 2025」においてブースを出展し、ファッション産業のサーキュラーエコノミー実現に貢献するYKKの商品や取り組みを紹介します。

 「Textile Exchange(※1)」は、環境に配慮した繊維やその他素材の普及を進める国際非営利団体で、YKKは2020年9月より参画し、同団体と「ファッション業界気候行動憲章」が共催する「Recycled Polyester Challenge(※2)」にも参加しています。「Textile Exchange Conference」は、ファッションブランド、サプライチェーンのパートナー、イノベーター、学術関係者などが参加し、気候変動に関する課題や解決策を協力して模索する年次カンファレンスです。YKKは、本カンファレンスへのブース出展を通じて、業界リーダーとのパートナーシップをより一層強化し、ファッション産業が一丸となったサーキュラーエコノミー実現への更なる貢献を目指します。

「Textile Exchange Conference 2025」YKKブース
イメージビジュアル

■「Textile Exchange Conference 2025」概要

日時2025年10月13日(月)~17日(金) (メインセッションは、10月14日(火)~16日(木))
会場Lisbon Congress Centre(Lisbon, Portugal)  ※YKKブースはNo.49
公式ホームページhttps://textileexchange.org/conference-2025/

■YKK出展概要

・環境配慮型ファスニング商品の展示

再生材の使用NATULON® 、NATULON® Fiber Sourced®
繊維から繊維へのリサイクルNATULON Plus® 再生PET開具
金属材料のリサイクルRecycled Mono-material Detachable Button & Rivet (Red Dot賞2025「サステナブルデザイン部門」受賞商品)
衣類の寿命を延ばすための修理用パーツリペア対応シリーズ
製品情報のトレーサビリティ強化TouchLink®

・活動紹介

製品ライフサイクル全体にわたる環境負荷低減に向けた取り組み
「YKKサステナビリティビジョン2050」実現に向けた各種取り組み

NATULON® Fiber Sourced®
「リペア対応シリーズ」

 YKKは、「YKKサステナビリティビジョン2050」達成に向け、材料や製品ができるだけ長く活用され、循環し続けるサーキュラーエコノミーに貢献する商品・技術の開発に注力しています。YKKは、今後も再生材の活用、修理・リサイクルを前提とした設計、そして廃棄物を新たな資源へと再生する取り組みなどを通じて、環境負荷の低減とサーキュラーエコノミー実現に向けた活動を加速させてまいります。

  1. ※1Textile Exchange:2002年に「Organic Exchange」として設立され、ファッションおよび繊維のサプライチェーンに関わるあらゆる分野と密接に連携しながら活動している。2010年には、有機栽培綿以外にも、より多様な繊維や素材を取り扱い始め、地球環境へのより大きなインパクトを目指している。
    公式ホームページ:https://textileexchange.org/our-story/
  2. ※2Recycled Polyester Challenge:Textile Exchangeと国連気候変動枠組条約(UNFCCC)の「ファッション業界気候行動憲章(Fashion Industry Charter for Climate Action)」による共同イニシアチブで、ファッション業界に対し、2025年末までに使用するポリエステルの45〜100%をリサイクル由来とすることを求めており、新たな化石由来合成繊維の流入防止、温室効果ガス排出の削減、循環型素材への移行促進を目指している。