YKK、産業資材向けに高耐久ファスナーを開発
2025年05月29日
YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松嶋耕一、以下YKK)は、産業資材向け商品として、粉じんの舞う環境下でのファスナーの往復開閉耐久性を向上させたファスナーを開発しました。
本商品は、日本トムソン株式会社(本社:東京都港区、代表取締役社長:細野幹人、以下日本トムソン)と、新発想の直動案内機器(※1)用「ファスナータイプ高機能防じんカバー」の実現を目指し、2021年より共同で開発、改良を進めてまいりました。

「ファスナータイプ高機能防じんカバー」では、直動案内機器の連続した直線的な動きと、ファスナーの直線的な開閉機能との親和性の高さを活かしています。従来品では防ぎきれない粉じんの吸い込み発生を、ファスナーで直動案内機器全面を覆う構造へ変更することにより防じん性を高め、耐久性向上、交換回数低減によるメンテナンス費用減少・CO2排出量の削減を目指しています。
ファスナーは、チェーン部分を耐摩耗性に優れた材料へ変更することで、外観は従来品そのままに、従来品よりも往復開閉耐久性を高めることを可能にしました。
YKKは新たな領域での用途提案や商品企画を通して、“わくわく”する商品をお届けできるよう営業・開発・製造一体で魅力的な商品開発を進めてまいります。
- ※1直動案内機器
製造設備等で精密な位置決めを可能にし、直線方向に搬送物を軽く滑らかに動かすことができる機器
〈ご参考〉
■日本トムソン株式会社(https://www.ikont.co.jp/)
日本トムソンは、「社会に貢献する技術開発型企業」という経営理念のもと、高品質・高精度なベアリングおよび直動案内機器を製造・販売しています。ベアリングは、環境負荷を低減する機械要素部品であり、製品・サービスを通じて、技術の発展と豊かな社会の実現を目指しています。