YKK農牧社が 日本・ブラジル両政府主導の「劣化牧野回復に向けた実証調査」に参画 ~モデルファーム提供で調査に貢献~

2025年04月02日

 YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:松嶋耕一)のグループ会社であるYKK農牧社は、日本政府とブラジル政府(日本側:農林水産省、外務省、ブラジル側:農業・畜産省、農業開発・家族農業省)、日本企業などが連携して4月から実施する「ブラジルの劣化(れっか)牧野(ぼくや)※1回復モデル実証調査」に参画します。
 本実証調査は、ブラジル国内のモデルファームでの劣化牧野の回復を通じて、日本企業が有する土壌改良材やバイオスティミラントを活用し、生産性と持続可能性の両立を目指す取組みです。

YKK農牧社
モデルファーム候補地

 当社は実証調査パートナーとして、ブラジル南東部に位置するセラード地域の農場をモデルファームとして提供します。現在ブラジルでは牧野面積の約5割が劣化牧野化していると言われており、当社においても環境負荷の少ない持続可能な農業モデルの構築を模索し畑地化や牧草の生産効率化に向けた取組みを実施してまいりました。
 当実証調査においては日本企業パートナー様との新たな連携をもって大豆・トウモロコシや牧草等における生産性向上の効果検証を行います。

 YKK農牧社は、YKK精神「善の巡環」に基づき食の分野でも社会に貢献するという創業者の想いを源流に、カフェ・ボンフィーノとして日本で販売されているコーヒーの他、畜産、酪農や大豆を生産しブラジル国内市場へ販売しています。
 YKK農牧社は、今後も地域に根差した事業活動を展開してまいります。

  1. ※1土壌が劣化した牧草地や農地のこと。

■YKK農牧社 概要

会社名称YKK農牧社 (AGRO PECUARIA YKK LTDA.)
本社所在地Bonfinópolis de Minas, Minas Gerais, BRAZIL
設立年月1985年1月
社長大橋 徹平
事業内容農業製品の生産・販売