2024年10月17日
YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷裕明、以下YKK)は、9月3日の黒部式典に続き、本日10月17日、ホテルニューオータニ(東京)(東京都千代田区)にYKKグループのお取引先・関係者をお招きし、『YKKグループ創業90年感謝の集い』を開催いたしました。
創業者𠮷田忠雄は、「他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」という考え方をYKK精神「善の巡環」と称し、常に企業活動の基本としてまいりました。集いの開催にあたり、お取引先・関係者の方々への感謝と共に、グループ全社員が原点に戻り、改めて企業精神や理念について考え、確実に継承し、創業100年(2034年)に向けて進んでいく決意を新たにいたしました。
YKKグループの創業は1934年。創業者𠮷田忠雄は東京の日本橋蛎殻町にて3名でファスナーの加工販売を目的とした会社を設立しました。創業当時から高い品質にこだわり、原材料からの一貫生産体制を作り上げていきました。1959年から海外への進出を始め、海外でも国内と同じ製造設備を用いた生産体制を整え、世界のお客様に商品を提供してまいりました。創業90年となる2024年、YKKグループは、ファスニング事業・AP事業を中核に、世界70の国/地域で事業を展開しています。YKKはファスナー、スナップ・ボタンなどのファスニング事業、YKK APは窓やドア、ビルのファサードなどArchitectural Products(建築用工業製品)の設計、製造、施工および販売を行う事業を展開し、YKKグループ連結での売上高は9,202億円、従業員はグループ全体で45,363名まで成長しました(2024年3月末時点)。
■YKK株式会社 代表取締役社長 大谷 裕明 挨拶
これまでYKKを支えて下さった全ての皆様に感謝申し上げます。
1934年の創業以来、90年の歩みの中で、幾多の困難に遭遇しても、それらを克服し持続的に成長し続けることができたパワーの源は、やはり不変の企業精神である「善の巡環」に共鳴共感し、世界の社員とともに森林の如く結集し支え合ってきたからです。今年度も業績は堅調で、ファスナーでは品質に加えてコスト・納期・品揃えの総合力により持続的に成長を遂げています。10年後の創業100年に向け、世界の社員とともにYKK精神「善の巡環」を正しく理解し、公正に行動することでより良い企業へ発展してまいります。
■YKK AP株式会社 代表取締役社長 魚津 彰 挨拶
これまでYKK APを支えて下さった全ての皆様に感謝申し上げます。
建材事業は今年で65年目を迎えました。窓事業においては、断熱性の高い樹脂窓の普及を通して環境問題や快適な住まいづくりに貢献、新たな価値を創出することができました。将来の新たな顧客価値の提供に向けて、住宅事業では木製窓の発売、ビル事業では高断熱化や壁面緑化、そしてペロブスカイト太陽電池を用いた窓で発電する技術開発を進めていきます。今年1月にはYKK APヘルスケア社を設立し、独自のヘルスケア商品・サービスの開発も行い健康管理を新たな事業軸に成長させていきます。YKK APはこれからもチャレンジャーとして果敢に攻め続けてまいります。