テクノロジー・イノベーションセンター 更なる技術の深耕をめざし、分析施設を整備
2024年05月27日
YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷裕明、以下YKK)が、富山県黒部市にある黒部事業所 テクノロジー・イノベーションセンター(以下TIC) の既存建屋内において進めていた分析施設の整備が完了いたしました。
TICは、2021年度に行った組織再編※の際、要素技術の開発に加え、資源循環、FAロボティクス、デジタル・AI化などに取り組む社長直下の独立した研究開発部門として発足しました。ファスニング事業、AP事業の競争力強化に直結する技術の深耕とともに、中長期を見据え、両事業の新たな技術および事業領域の探索を行い次世代にむけたイノベーション創出を目的としています。
TIC設立を機に、これまで以上に円滑なコミュニケーションと組織力をベースとした技術開発に取り組めるよう分析拠点の整備を進めて参りました。事業所内に分散していたTIC各グループをひとつの建屋に集約。建屋内は温度湿度管理に加え、床振動や音響を抑制させる室内環境とした上で、原理原則に基づいた技術深耕を可能とする分析機器も新たに導入し、YKKおよびYKK APの製品をかたち作る樹脂、金属またはそれらの複合材料と異なる素材に対して、材質、形態、成分、状態という様々な視点から詳細な分析が可能となる環境が整いました。
YKKは、今後も継続的な分析技術の向上とともに技術・製品開発力を強化し、ものづくりにおける 「より良いものを、より安く、より速く、よりサステナブルに」 の実現を目指します。
※生産機械の製造開発および研究開発を担っていた部門をファスニング事業、AP事業にそれぞれ融合させ、独立した研究開発部門としてTICを新設しました。
別紙
分析施設の概要は別紙をご覧ください。