パッシブタウン第5期街区 着工

2023年09月27日

 YKK不動産株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:志水宏朗)は本日、パッシブタウン※1第5期街区敷地内(富山県黒部市)において、黒部市長 武隈義一様、設計者Hermann Kaufmann(ヘルマン・カウフマン)氏、株式会社 竹中工務店 取締役 執行役員副社長 児玉正孝様をはじめ、40名の関係者にご臨席いただき、地鎮祭を挙行しました。本日より第5期街区に着工いたします。

 今回の街区は、2013年に発表した※2パッシブタウン全体構想における最終にして最大の街区です。現代木造建築の世界的パイオニアであるHermann Kaufmann氏が基本計画・基本設計(建築)を担当し、第1~4街区で得られた知見やデータにもとづくパッシブデザインをベースに、水素エネルギー供給システムPower to Gasを日本で初めて集合住宅に実装。また、YKK APが自社開発した木製窓等の採用により、住宅性能表示制度の最高等級7を上回る、外皮平均熱貫流率/UA値0.24W/㎡・Kの達成を実現します。太陽光による創エネと、Power to Gasによる再生可能エネルギーのシーズンシフトに加え、富山県産材を利用した、北陸地域では初となる木造中高層集合住宅とすることにより、カーボンニュートラルの実現に挑戦。パッシブタウンの集大成として、居住者が健康で快適に生活できる、クリーンエネルギーによる自立したまちづくりをめざします。竣工は2025年3月を予定しています。

 なお、今期街区は、国土交通省が推進する※3「令和5年度優良木造建築物等整備推進事業」および※4「令和5年度(第1回)サステナブル建築物等先導事業(省CO2先導型)」と、環境省が推進する※5令和5年度二酸化炭素排出抑制対策事業等補助金 (脱炭素社会構築に向けた再エネ等由来水素活用推進事業)「再エネ等由来水素を活用した自立・分散型エネルギーシステム構築事業」の計3件に採択されました。

別紙.pdf
※1~※5及びパッシブタウン第5期街区の概要については、別紙をご確認ください。