知財功労賞 経済産業大臣表彰を受賞 ~顧客企業や一般消費者の皆様のためのYKK商標活動が評価~
2021年04月19日
YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷裕明、以下YKK)は、経済産業省 特許庁が表彰する令和3年度 知財功労賞において経済産業大臣表彰「知財活用企業(商標)」を受賞しました。知財功労賞は経済産業省 特許庁が毎年、知的財産権制度の発展・普及・啓発に貢献した個人および知的財産権制度を有効に活用し円滑な運営・発展に貢献した企業等を表彰するものです。
本表彰はYKKでは初の受賞となります。YKKは、国内外の顧客企業や一般消費者の皆様に安心してファスニング商品をお使いいただけるよう、177ヶ国・地域で「YKK」商標やその他商品商標を商標登録・適正使用し、あわせて類似出願や不正使用の排除も進めてきました。更に各国・地域の司法、行政機関や顧客企業との協働によるYKK商品の模倣品対策にも積極的に取組んでおり、これら一連の商標活動が評価されました。
■受賞のポイント
- ・商標活動をYKK精神「善の巡環」(他人の利益を図らずして自らの繁栄はない)の実践と位置づけ、顧客・消費者に安心してYKK商品を使用頂くために、商標権の品質保証機能の最大化を目指している。そのための施策例として、「YKK」商標(26類:ファスナー等)を世界177ヶ国・地域で登録している他、模倣品対策や後願類似商標の排除等をグローバルベースで積極的に推進している。
- ・クロスボーダーの模倣品対策を推進すると共に、偽YKKファスナーから真正品への置き換えによる売上高を、模倣対策の効果として可視化している。また、中国における模倣品(偽YKKファスナー)業者への行政摘発を、1993年から継続的に行っており、これまで、累計約700件の取り締まりを実施している。
- ・「B.P.P(Brand Protection Partnership)」と称する、模倣対策の意見交換会を主催して、顧客、異業種企業、行政機関を含む官民連携体制での模倣対策活動を推進し、参加団体の偽物対策強化へ貢献している。また、顧客(衣類、靴メーカー等)と協働し、偽YKKファスナーが使用された顧客商品の偽物の排除も積極的に推進している。
経済産業大臣政務官 宗清皇一氏(左)
YKK代表取締役社長 大谷裕明(右)
(4月16日 表彰式にて)
※画像データはテキストリンクよりダウンロードいただけます。
■特許庁ウェブサイト 令和3年度「知財功労賞」について