YKKの2030年度に向けた温室効果ガス削減目標 「SBT(Science Based Targets)イニシアチブ」による「1.5℃目標」の認定取得

2021年03月15日

 YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷 裕明、以下YKK)は、当社の2030年度に向けた温室効果ガスの削減目標が、国際的な団体の「SBTイニシアチブ」(※1)より、気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ1.5度未満に抑えるという「1.5度目標」であると認められ、認定を取得しましたことをお知らせします。

 YKKは、2020年3月、ファッション業界気候行動憲章(Fashion Industry Charter for Climate Action)に署名いたしました。また、同年5月、SBTイニシアチブと国連・グローバルコンパクトが発表した「ネットゼロ・リカバリー」声明に参加しました。本声明は、2050年までにCO2排出量を実質ゼロにするという気候変動対策の目標と、コロナ禍からの経済復興を整合させるという考え方で、世界155社、日本からはYKKを含む4社が参加しました。

 さらに同年10月に策定した「YKKサステナビリティビジョン2050」の中で、気候変動への対応について、自社およびサプライチェーンにおけるCO2をはじめとした温室効果ガスの排出量の削減を通して、2030年までにScope1、2(※2)で50%削減(2018年比)、Scope3(※3)で30%削減(2018年比)することを掲げました。

 今回のSBT認定の取得を踏まえ、これまでの取り組みを継続・深化させるとともに、「他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」というYKK精神 「善の巡環」のもと、本業を通じた持続可能な社会への貢献により一層組んでまいります。

今回SBTより認定取得したYKKの目標

※1 パリ協定に基づき、気候変動による世界の平均気温上昇を産業革命前と比べ2℃より十分低く保ち、また1.5℃未満に抑えるために、企業が気候科学に基づく削減シナリオと整合した削減目標を設定し、認定を受けることを推奨 する環境イニチアチブ。
URL:https://sciencebasedtargets.org/

※2 スコープ1は、自社の燃料の燃焼等による温室効果ガスの直接排出
スコープ2は、自社が購入した電力・熱の使用による温室効果ガスの間接排出

※3 スコープ3は、サプライチェーン全体の温室効果ガスの間接排出(スコープ1、スコープ2以外)

■「YKKサステナビリティビジョン2050」
 2050年までに「気候中立」を達成するためのYKKの持続可能性目標。気候・資源・水・化学物質・人権の5つのテーマと、関連する10項目のSDGsの達成にむけて取り組んでいます。
URL:https://www.ykk.co.jp/japanese/corporate/g_news/2020/20201013.html

■「YKKサステナビリティジャーナル」発行
 YKKのサステナビリティへの取り組みを、イメージとストーリーで伝える「YKKサステナビリティジャーナル」を発行いたしました。サステナビリティの実現にはお客様や社会とのパートナーシップが欠かせません。お客様や社会とともに持続可能な社会を実現していきたいとの想いで発行した本ジャーナルは、お客様や社会とのコミュニケーションツールとして、グローバルで活用していきます。サステナビリティジャーナルは、当社ホームページからご覧いただけます。
URL:https://www.ykk.co.jp/japanese/corporate/csr/topics/2021/20210303.html

※画像データはテキストリンクよりダウンロードいただけます。

以上