YKKがファッション業界気候行動憲章に署名
2020年03月03日
YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷 裕明、以下YKK)は、このたび、パリ協定の長期目標のひとつである「世界の気温上昇を産業革命以前の水準より2℃未満に抑える努力を追求する」を支持し、国連気候変動枠組み条約(UNFCCC)事務局によるファッション業界での取り組みを定めた「ファッション業界気候行動憲章」(Fashion Industry Charter for Climate Action)に署名したことをお知らせします。
この憲章は、2018年12月に開催された国連気候変動枠組条約第24回締約国会議(COP24)の中で発表され、2030年までに温室効果ガス(GHG)の総排出量の30%削減を達成し、2050年までに実質ゼロにすることに焦点を当てており、100以上の企業や組織が署名に参加しているものです。
また、YKKは原材料調達から生産工程、物流、サプライチェーンを含む自社の事業活動における温室効果ガス排出量の把握と削減に向けた取り組みを継続し、今後2年以内にSBT(Science-based Targets)の「科学的知見と整合した目標」の基準である「2℃を十分に下回り、1.5℃への努力を追求する」目標を策定し、SBTイニシアチブの認定取得も目指しています。
YKKはこの目標に沿って事業活動を進め、今後も持続可能な社会に貢献して参ります。
【YKK株式会社 代表取締役社長 大谷 裕明によるコメント】
YKKはYKK精神「善の巡環」に基づき、1994年に「YKKグループ環境宣言」を制定し、事業活動の全ての領域で環境活動に取り組んでいます。その一つとして26年以上前にPETボトルやポリエステルの端材を再利用したファスナー「NATULON®」を誕生させました。「ファッション業界気候行動憲章」に署名することは、商品開発とものづくりの工程における持続可能性への継続的な取り組みだけでなく、業界全体で協力して温室効果ガス排出量の削減を加速させたいという私たちの願いを世界に伝えるものです。
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太陽光発電パネル設置の事例
YKK USA社アナハイム工場(2,610KB)
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以上