目標達成に向けた最新の進捗
「YKKサステナビリティビジョン2050」で定めた目標について、5つのテーマごとに当社取り組みの最新状況をご覧いただけます。

気候
- 気候変動の抑制と適応した事業活動の展開


地球規模で起きている気候変動抑制のため、世界の平均気温上昇を産業革命以前に比べ1.5℃に抑える努力を追求するパリ協定を支持し、2050年のカーボンニュートラル実現に向けて、温室効果ガス削減に取り組みます。さらに気候変動へ適応し、安定的した事業活動を展開します。
目標
(2030年までに)
- 自社およびサプライチェーンにおけるCO2をはじめとした温室効果ガスの排出量を削減します。
- Scope1+2: 50%削減(基準年2018年度比)
- Scope3: 30%削減(基準年2018年度比)
- 使用電力の再エネ率100%
(2050年に向けて)
- 温室効果ガス排出ゼロ(カーボンニュートラル) を目指します。
- 製造方法と設備の改良、オペレーションと各工程の効率化を追求し、エネルギー使用量を削減します。
- ファスニング事業拠点に再生可能エネルギー発電施設の設置を推進します。
- Scope2の排出削減のため、外部からの再生可能エネルギー購入を推進します。
- Scope3の排出削減のため、材料を持続可能素材化への変更を推進します。
- 2025年までに全ての石炭使用設備を廃止します。
- 気候変動に伴う災害リスクを低減します(洪水、熱波、少雨等)。
- 気候変動の災害リスクを考慮したサプライチェーンを構築します。
2023年度実績 | 2024年度計画 |
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資源
- 資源の持続的利用を高めるものづくりの実現

ファスニング事業で製造される商品や、使用される梱包材における環境負荷を低減し、持続可能な素材へと移行することで、商品のライフサイクルを通じて発生する廃棄物の削減、石油由来材料使用の削減、および循環型社会の実現への貢献を目指すとともに、生態系を守り、豊かにする活動を展開します。
目標
(2030年までに)
- ファスニング製品の繊維材料を、100%持続可能素材(リサイクル材、自然由来材 料など)に変更します。
- ファスニング事業で使用される全てのビニール/プラスチック製梱包材を持続可能素材や回収・再利用など、持続可能な形態に変更します。
- 廃棄物の再資源化率90%以上を維持します。
- 全ての製造拠点において、埋め立て、あるいは焼却される廃棄物の排出量を削減します。
- 生物多様性(環境課題)に配慮した調達を推進します。
- 資源を繰り返し使える、廃棄物を出さないものづくりと製品設計(耐久性向上、修理可能性、リサイクル性など)を推進し、資源循環に寄与します。
- ファスニング製品の資源循環技術の開発を行います。
- 生態系保全活動を実施します。
2023年度実績 | 2024年度計画 |
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水
- 持続的な水利用の実現

持続的な水利用に向け、地域の状況に応じた取水量削減と排水管理の強化により、地域コミュニティや生態系への負荷の低減に取り組みます。
目標
(2050年に向けて)
- 取水量を30%削減します(2018年度比)
- 取水量の削減に向けて、水使用の効率化・再利用などに取り組みます。
- 政府の規制および、ZDHC(有害化学物質排出ゼロ)のような業界基準を基に制定した自社基準に従い、全ての製造拠点において排水管理を徹底します。
- 各製造拠点における水リスクを低減します。
2023年度実績 | 2024年度計画 |
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化学物質
- 化学物質の管理と削減


将来世代にわたり豊かな生活を残すため、化学物質の適切な管理と使用量削減により、自然環境や人への影響の最小化に取り組みます。
目標
(2030年までに)
- 有害化学物質の削減を推進します。
- 自社基準(YKK RSL)の運用:製品、製造プロセス全体の化学物質の使用を管理するための自社基準を設定し、ステークホルダーとの継続したリスクコミュニケーションを通じて有害化学物質の削減を推進します。
- 業界基準の遵守:有害化学物質の基準について、製品基準はOEKO-TEX® STANDARD 100、AFIRM RSL、製造工程管理基準はZDHC MRSLを軸にした自社基準に従い、全世界の事業所で業界基準の遵守を推進します。
- 新しい製造方法の開発:有害化学物質の使用を削減する新しい製造方法を開発します。これにより、製品の品質を確保しつつ、環境負荷を軽減します。
- 大気と土壌汚染の防止:有害化学物質の使用による大気と土壌の汚染対策を講じます。これにより、地球環境の保護に貢献します。
2023年度実績 | 2024年度計画 |
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人権
- 人権の尊重と公正で安全な労働環境の維持




全ての人間の尊厳と権利を尊重するという世界共通の理念を重要視し、多様で持続可能な社会に貢献します。
目標
- 多様性を認めた包括的な人権の尊重と労働環境の 整備徹底により、一人ひとりが個性を活かして働ける安心安全な職場環境をサプライチェーン全体で形成し、健康で幸せに満ちた生活を支援します。
- YKK精神「善の巡環」と国連「ビジネスと人権に関する指導原則」に基づいた、YGCC監査の持続的な実施ならびに社会的要請の変化に応じた改善を行います。
2023年度実績 | 2024年度計画 |
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