海洋プラスチックごみを主材料としたファスナー「NATULON® Ocean Sourced™」を開発

2020年01月16日

 YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷裕明、以下YKK)は、海洋プラスチックごみを主材料としたファスナー「NATULONナチュロン® Ocean Sourcedオーシャン ソースト™」を2020年中に販売開始する予定です。

 「NATULON® Ocean Sourced™」は、スリランカの海岸線から50km以内で収集された海洋プラスチックごみ(プラスチック廃棄物)を主材料として製造する樹脂製のファスナーです。従来と同等の強度、耐久性、機能性を維持しています。

 海洋プラスチックごみの多くが陸上由来といわれており、多くの鳥類や、カメ、魚類など海洋生物の生態系にも影響を及ぼしています。それらを海へ流入させず「NATULON® Ocean Sourced™」にアップサイクリングすることで海洋プラスチック問題の解決に貢献します。

 YKKは、YKK精神『善の巡環』のもと1994年に『YKKグループ環境宣言』を制定し、同年再生ポリエステル樹脂ファスナー「NATULON®」を発売しました。2019年には『YKKグループ環境ビジョン2050「人と自然の未来をひらく」』を策定し、気候変動への対応、資源の活用、水の持続的利用、自然との共生に取り組み、YKKグループ全体で更に高いレベルの環境経営の実現に取り組んでいます。また『YKKグループ環境ビジョン2050』にもとづき、植物由来ポリエステル樹脂を主材料としたファスナー「GreenRise®」や、オーガニックコットンを使用したファスナー、染色工程で水をほとんど使用しない染色技術「ECO-DYE®」など、サステナビリティに配慮した商品開発を積極的に進めています。

 尚、「NATULON® Ocean Sourced™」は2020年1月26日~29日開催の「ISPO Munich(ドイツ ミュンヘン)」、2020年1月29日~31日開催の「Outdoor Retailer+Snow Show(アメリカ デンバー)」で参考出展する予定です。

 YKKは今後も持続可能な社会への貢献を目指し、環境問題解決につながる商品開発に挑戦してまいります。

NATULON® Ocean Sourced™

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以上