ニュースリリース

2020年10月5日 
日本金属学会 技術開発賞を受賞
~YKK独自の「アモルファス炭素膜」開発により鋳造工程の生産ロスを低減~

 YKK株式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷裕明、以下YKK)は、(※1)公益社団法人日本金属学会の第43回日本金属学会技術開発賞を受賞しました。YKKでは2回目の受賞となります。技術開発賞は「金属およびその関連材料の工業に関する独創性に富む新技術・新製品の開発に優れた実績を挙げた技術者」に対する表彰で、2020年9月15日(火)に受賞が発表されましたが、新型コロナウイルス感染拡大防止の観点から賞状発送により贈呈式に代えるかたちとなりました。
 本研究ではYKK独自の「アモルファス炭素膜」を開発、その特性を明らかにすることにより、ファスニング商品の鋳造ラインで使用する金型の高寿命化および生産効率向上と生産ロスの低減化を実現しました。一連の研究により、製造工程における環境負荷を低減しサステナビリティに寄与したことが評価され、今回の受賞となりました。
 YKKは、これからも事業活動を通して持続可能な社会の実現に貢献してまいります。

■研究テーマ名  亜鉛ダイカスト金型用アモルファス炭素膜の開発
■受賞者     工機技術本部 分析・解析センター PJマネージャー 水林 舞
         工機技術本部 分析・解析センター 専門役員 櫻木 卓也
         工機技術本部 分析・解析センター エンジニア 渡邉 直樹
■開発の概要
 本研究では、亜鉛合金ダイカストの生産ロス原因である(※2)亜鉛付着を引き起こす因子を明らかにし、YKK独自の密着性に優れた「アモルファス炭素膜」を開発しました。(※3)窒化金型とアモルファス炭素膜金型の特性について比較し、製造工程に展開した結果、金型寿命、鋳物品質、鋳造設備の生産効率の観点で優れた技術であることを実証しました。                                                      

(※1) 金属及びその関連材料に関する研究成果を世界に発信する学会  参考URL:https://jim.or.jp/
(※2) 金型に亜鉛が付着することにより連続して鋳造するプロセスに悪影響を及ぼす現象
(※3) 窒素原子を内部に拡散浸透させる窒化処理を施した金型で、型寿命向上を目的として一般的に活用されている

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