ニュースリリース

2015年5月25日 
YKK株式会社 2014年度 連結決算のポイント

I.YKKグループ連結業績

 当社グループは2013年度からの第4次中期経営計画を実行に移してまいりました。この第4次中期経営計画において、工機技術本部を含むファスニング事業を中心とした当社では「『技術の進化と革新』-既存ビジネスの進化と革新による量的成長」を、AP事業を中核とするYKKAP㈱では「商品力・提案力によるAP事業の持続的成長」を第4次中期事業方針に掲げ、2014年度は、第4次中期経営計画の前半を総括し、当該中期経営計画後半に結果を出すための「仕込みの年」と位置づけ、各々の施策に取り組んでまいりました。
 その結果、当社グループの当期連結業績は、売上高は前期比3.5%増の7,210億円、営業利益は前期比5.9%増の667億円、経常利益は前期比5.6%増の697億円、当期純利益は前期比4.6%増の469億円となりました。

II.事業別連結業績

(ファスニング事業)

 ファスニング事業を取り巻く事業環境は、中国の経済成長減速や日本における消費税増税の反動が見られましたが、米国・欧州での堅調な経済成長を背景に、比較的安定しておりました。こうした中、スポーツアパレル・アウトドア顧客への販売が好調に推移したことに加え、ファストファッション顧客、高級品分野及び車両分野向けでの新規需要を獲得したことなどで増収増益となりました。

 地域別では、日本を除き世界各地域で増収となりました。北中米では、主に車両分野向けで新規需要獲得したことで販売を伸ばしました。EMEA(欧州・中東・アフリカ)では、YKKトルコ社を中心にファストファッション顧客向けに販売を伸ばしたことに加え、YKKイタリア社を中心とした高級品分野で商品開発・サービスの充実などが奏功し、堅調に推移しました。中国では、他地域への縫製移行や内需顧客の在庫水準高止まりを受け、販売が落ち込みましたが、為替換算の影響で増収となりました。アジア(中国・日本を除く)地域は、顧客の増産や他地域からの縫製移行に伴う顧客の需要を着実に捕捉し大きく販売を伸ばしました。他方で、日本では、主要大手顧客が海外縫製比率を上げたことにより、日本調達比率が下がり減収となりました。

 その結果、売上高(セグメント間の内部売上を含む)は前期比8.5%増の3,132億円となりました。営業利益は、中国・アジア地域の人件費単価上昇、供給力強化に伴う製造固定費増加が減益要因となりましたが、販売ボリューム増加、銅・亜鉛などの原材料価格低下及び継続的なコストダウンなどの要因により、前期比15.2%増の574億円となりました。

(AP事業)

 当期のAP事業を取り巻く環境は、日本国内では消費税増税に伴う駆け込み需要の反動減による消費動向の落ち込みが見られ、新設住宅着工戸数は2014年4月~2015年3月で88万戸(前期比10.8%減)となり、また、アルミ材料等の資材価格の高騰が続くなど厳しい建築市場となりました。一方、電力需給問題等を受けた社会的な省エネへの関心の高まりや省エネ基準の改正等の政府の政策を受けて、住環境における省エネ性能が重要視されております。こうした事業環境下において、2013度より第4次中期経営計画がスタートし、以下の重点施策に取り組んでまいりました。

 「窓事業の拡大」では2014年4月より世界トップクラスの断熱性能をもつ、高性能トリプルガラス樹脂窓「APW430」と断熱性能と防火性能を合わせもつ「APW330防火窓」を発売し、都市部での樹脂窓の提案を本格的に始めました。また、全国17都市において「APWフォーラム2014」を開催し、住宅業界の関係者に、住宅における窓の断熱性能の重要性について説明し、販売を推進いたしました。また、東北製造所窓工場と六甲窓工場を稼働させ、製造・供給体制の強化も進めました。「リフォーム分野の強化」では、2010年にスタートしたMADOショップ展開において、「MADOショップSUCCESS2014」を2015年1月に開催し、全国の参画店が一同に会し、情報交換や地域を超えたネットワークづくりを行い、各店舗のノウハウの共有を図りました。「エクステリア商品力の強化」では、2014年4月に「ルシアス」シリーズを投入し、玄関ドアと門扉、フェンス等とのコーディネートを可能にしたデザイン性や機能性の高さで好評を得ました。「ビル事業の強化」では、「非溶接工法」、「EXIMA32(枠断熱商品)」、「開力軽減スチール玄関ドア」等の商品・工法を提案営業し、集合住宅分野の受注に貢献しました。改装分野では集合住宅改装市場が低迷する中、ビル用エコ内窓「Biew」で非居住系の建物の窓改修を提案し、成功事例が出始めました。

 その結果、売上高(セグメント間の内部売上高含む)は前期比0.2%減の4,024億円、営業利益は、前期比14.8%減の251億円となりました。

(その他)

 その他の事業につきましては、アルミ製錬事業、国内不動産事業等を行っております。
 その他の事業の売上高(セグメント間の内部売上を含む)は前期比11.2%増の638億円、営業利益は、前期より19億円増加し16億円となりました。

 2015年3月期 決算短信(連結)はこちらをご覧ください。

以上

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