ニュースリリース

2010年5月27日 
YKK株式会社 連結決算のポイント

I.YKKグループ連結業績
 YKKグループでは、2009年度より第3次中期経営計画(2009年度~2012年度)をスタートし、安定した収益基盤の確立に向け、「売上高営業利益率8%」を経営目標として掲げ、「売上が伸びない事業環境下でも、利益を確保する体制づくり」と「技術力の更なる強化」への取組みを推進してまいりました。
 当社グループの当期連結業績は、ファスニング事業、建材事業、工機事業ともに様々な施策を講じたものの予想を超える市場の落ち込みに充分対応しきれず、売上高は前期比9%減の5,564億円、営業利益は前期比24%減の185億円と減収減益となりました。経常利益については、前期に比較して為替差損が大幅に減少したこと等により、前期比4%増の165億円となりました。当期の最終損益は、前期に発生した繰延税金資産取り崩しに伴う法人税等調整額の401億円計上や39億円の建材製造再編費用引当といった特殊要因が発生しなかったこともあり、結果的には、前期比466億円増の38億円の当期純利益となりました。
 なお、当社グループは、従来、国内会社は4月~3月、海外会社は1月~12月で決算を行っておりましたが、連結経営体制を強化し、適時性を高めるために2010年度より連結会計期間を国内外ともに4月~3月に統一いたします。この連結会計期間統一に伴う経過措置として、当期については、国内会社は2009年4月~2010年3月までの12ヵ月間、海外会社は2009年1月~12月に2010年1月~3月を加えた15ヵ月間をもって連結処理しております。
 この連結会計期間変更に伴う当期連結業績に与える影響は、売上高499億円、営業利益56億円、経常利益53億円の増加となります。

II.事業別連結業績
(ファスニング事業)
 当期のファスニング事業は、世界同時不況による市況低迷や低価格志向といった事業環境の大きな変化に直面し、コスト競争力の強化に向けた取り組みを行ってまいりました。2009年10月以降はアパレル在庫の調整が終わり、米国を中心に小売販売も回復の兆しが見えてきましたが、円高の影響も重なり前半の落ち込みを取り戻すには至りませんでした。その結果、売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、前期比3%減の2,493億円となりました。一方、営業利益は、縮小する市場に対応すべく、固定費削減を中心に損益分岐点の改善に取り組んだものの、事業全体の販売ボリュームの減少をカバーしきれず、前期比11%減の283億円となりました。
(建材事業)
 当期の建材事業は、日本国内の新設住宅着工戸数が前期比75%の77万5千戸となるなど市場が大きく落ち込んだことにより、売上高(セグメント間の内部売上を含む)は、前期比14%減の3,019億円となりました。一方、営業利益は、海外では利益を確保した一方で、国内では製造拠点再編などの構造改革に取り組むことで、販管費や製造コストの削減に努めてまいりましたが、著しい販売減少の影響を補うことができず、前期比36億円減の57億円の営業損失となりました。
(工機事業)
 当期の工機事業は、ファスニング事業及び建材事業の設備投資が減少した結果、売上高(セグメント間の内部売上を含む)は前期比45%減の141億円、営業利益は前期比37億円減の37億円の営業損失となりました。

 2010年度(2011年3月期)の連結業績は、依然として先行き不透明な経営環境が続くものと想定しておりますが、収益改善に向けての取り組みを行うことにより、売上高が5,113億円、営業利益は194億円、経常利益は205億円、当期純利益は110億円を計画しております。

2010年3月期 決算短信(連結)はこちらをご覧ください。

以上

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