ニュースリリース

2010年1月14日 
上海YKKジッパー社　臨港工場開業式挙行

　YKK株式会社(本社：東京都千代田区神田和泉町1番地、社長：吉田忠裕、資本金：119億9,240万500円)のグループ会社である上海YKKジッパー社は、上海市浦東新区臨港新城に建設しておりました新工場(以下、臨港(りんこう)工場)を稼動する運びとなり、本日、沙麟上海市外商投資企業協会会長、余晨上海市国際貿易促進委員会副会長、石井哲也在上海日本国総領事館首席領事をはじめとする市政府や関係者約160名のご列席を頂き、当社社長吉田忠裕の出席のもと開業式を挙行いたしました。

　上海YKKジッパー社は、YKKグループの中国での最初の現地法人として1992年に閔行経済技術開発区に設立し、今日までお客様、上海市政府、及び地域の皆様を始めとするステークホルダーの皆様に支えられて順調に発展して参りました。この度、更に中国市場への対応力を量、質共に充実させ、顧客満足度を上げるべく、浦東新区臨港新城に新たな工場を建設いたしました。

　臨港工場は、総投資額5,800万$、敷地面積11万3,274m²、延床面積は6万7,187m²であり、既存の閔行(みんこう)工場と併せますと、総敷地面積は21万7,080m²、総延べ床面積は16万4,629m²となり、YKKファスニング事業では生産能力で世界最大の規模となります。臨港工場ではファスナーの前工程である材料・部品を生産し、これにより上海YKKジッパー社は閔行工場と合わせ一貫生産体制を拡充・強化し、また生産技術、開発、品質管理など、技術の各機能の充実を図ります。今後、開発・品質・納期においてより良きサービスを提供すると共に、商品力、技術力の更なる強化を目指します。

　また、これまで以上に環境にやさしい工場を目指し、排水処理、排水リサイクル、系統別排水ピット、系統別排気ダクト、採光天井等の施設を備え、14,000m²の外壁には大気浄化機能タイルを採用しました。外壁の大気浄化効果はポプラ980本分に相当します。

　世界のアパレル生産の相当量を占め、消費の面でも有望視される中国の位置づけは引き続き重要であり、YKKグループでは中国での展開力、機能の充実を図って参ります。

＜上海YKKジッパー社　概要＞

臨港工場外観

以上