H-IIAロケット

H-IIAロケットは、宇宙開発事業団(NASDA)が開発した人工衛星打上げ用ロケットで、初めておもな技術を国内で開発したものです。このロケットの「サーマルカーテン」という部分の接続にYKKのファスナーが使われているのです。

「サーマルカーテン」は、ロケットが噴射する高い熱から大事な装置を防ぐためのもので、最初は「ひも」で接続されていました。

しかし、点検や修理の時開閉に不便と言うことで、代わりにファスナーを使ってはどうだろうかということになりました。

その結果、燃えにくい特殊なファスナーが「サーマルカーテン」の接続に採用されたのです。ファスナーはロケットにも使われて、宇宙に向かうことになりました。

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