YKKがCDP「サプライヤーエンゲージメント評価」において 最高評価の「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に2年連続で選定

2024年03月07日

YKK式会社(本社:東京都千代田区、代表取締役社長:大谷裕明、以下YKK)は、国際環境非営利団体CDP)による2023年度の「サプライヤーエンゲージメント評価」において、最高評価の「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に2年連続で選定されたことをお知らせします。

 この度の選定は、YKKのサプライチェーン全体での温室効果ガス排出量を削減するためのガバナンスや目標、ならびに、サプライヤーと連携した温室効果ガス排出削減の取組み等が、グローバルリーダーにふさわしいと評価されたことによるものです。2023年度は世界で450社強が、この「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」に選定されました。
 なお、YKK20242月に、同じくCDPによる2023年度の「気候変動」に関する調査において、YKKとしては初となる最高評価の「Aリスト」に選定されております。今後も引き続き、パリ協定の達成に向けた気候変動対応と透明な情報開示に取り組んでまいります。

■YKK株式会社 執行役員 調達・ロジスティクス室長 青木 孝之コメント
 202010月に「YKKサステナビリティビジョン2050」を策定して以降、目標実現に向けて様々な取組みを進めています。YKK精神「善の巡環」-他人の利益を図らずして自らの繁栄はない-の理念のもと、自社での取組みに加えて、お客様やサプライヤーの皆様との温室効果ガス削減に向けたエンゲージメントを強化するなど全社を挙げて取り組んでいます。今回、2年連続で選定いただいた「サプライヤーエンゲージメント評価」における最高評価を次年度以降も継続できるよう、サプライヤーの皆様との協働を通じて、当社の事業活動におけるサプライチェーン全体の温室効果ガス排出量の把握と削減に取り組むことで、脱炭素社会の実現に貢献してまいります。

CDP_SER_2023_REDCDP:企業や自治体の環境情報開示のための世界的なシステムを有する国際的な非営利団体。2000年の設立以来、資本市場と企業の購買力を活用することで、企業が環境影響を開示し、温室効果ガスを削減し、水資源や森林を保護することを促進する取組みを先導している。
「サプライヤーエンゲージメント・リーダー」選定企業一覧は以下をご覧ください。

「サプライヤーエンゲージメント評価(SER)」については以下をご覧ください。



■「YKKサステナビリティビジョン2050」と達成状況
 2050年までに「気候中立」を達成するためのYKK株式会社の持続可能性目標。「気候」「資源」「水」「化学物質」「人権」の5つのテーマと、関連する10項目のSDGsの達成にむけて取り組むとともに、YKK統合報告書「This is YKK」にて、毎年その達成状況を開示しています。



YKK精神「善の巡環」とサステナビリティ
 YKKは、本業を通じた持続可能な社会の構築・実現を常に追求し続けています。こうした企業活動のすべての根幹にあるのがYKK創業者 吉田忠雄の企業精神「善の巡環」です。「他人の利益を図らずして自らの繁栄はない」という思想は、社会や顧客・関連業界、そして社員と共に栄え続けようとするYKKの企業精神を鮮明に表しており、サステナビリティと非常に親和性の高い考え方であると捉えています。
 吉田忠雄は、この企業精神の本質を、さまざまな言葉によって繰り返し社員に伝えてきました。「善の巡環」につながる「事業とは橋を架けるようなもの」と説いた言葉は、社会全体の利益を図らない限り、自らの繁栄もないという、SDGsの考え方に通じます。「清らかな湧き水のごときものづくり」「工夫で活かせばゴミも立派な資源に」という言葉は、環境配慮につながり、「大樹より森林の強さを」という言葉は、人権と個性への尊重につながります。創業者の言葉が話された当時と今とでは状況や背景は大きく異なりますが、創業者の時代から、サステナビリティと親和性の高い思想が経営の根幹にあり、80年以上たった今の時代においてもそれは継承され続けています。