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過去のアワード(第12回)

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■アパレル部門

グランプリ 優秀賞 審査員特別賞

■ファッショングッズ部門

グランプリ 優秀賞 審査員特別賞

■受賞作品 審査総評

審査員の先生からの総評

アパレル部門 グランプリ

■作品名:瓦屋根

グランプリ 写真1 グランプリ デザイン画
作者 山本 恵里子
学校名 ドレスメーカー学院
使用アイテム "METALLION"、グログランテープ、リバットバー、"ベルナップ"、アイレットワッシャー
作品コンセプト 日本の蔵の屋根
作品解説 日本の瓦屋根の無機質で独特の曲線のある美しさを表現。輝きのある"METALLION"とグログランテープを織り交ぜて屋根の質感を演出し、アイレットワッシャーと"ベルナップ"で、日本の屋根の凛とした勇ましさを表現しました。
受賞コメント 作者写真このように名誉な賞をいただけ光栄です。自分でもまだ信じられません。以前エントリーしたときは、「作品にファスニング商品を使う」ことを意識しすぎて、上手に表現できなかった経験がありますが、今回は日本建築の「瓦」という題材を選び、コンセプトからしっかり入れたことが、良い結果に繋がったのではないかと思います。自分では「瓦」の曲線がとても気に入ってテーマに選びました。キラキラと輝く"メタリオン"が、作品にマッチして良く映えたと思います。今回、受賞できたことで自信が持てましたし、審査員の皆さまからアドバイスいただいたことを活かして、将来に向けて、もっともっと勉強していきたいと思います。

審査員の先生からの総評

アパレル部門 優秀賞

■作品名:Indian

優秀賞 写真1 優秀賞 デザイン画
作者 加藤 大樹
学校名 名古屋モード学園
使用アイテム グログランテープ、"ベルナップ"
作品コンセプト グログランテープのユニットをつなぎあわせ、自由自在のシルエットと配色を楽しむ
作品解説 『服育』をサブテーマに、子供がユニットを自由に組み替えて遊べる服を提案。ニットの構造からヒントを得たユニットは、無縫製でつなぎ合わせられ、副資材の組み合わせによって、自分だけの新しいユニットをつくることが出来ます。
受賞コメント 作者写真「人の感性に働きかける作品」をテーマに、こだわって作ってきました。おもちゃで遊ぶ感覚で、子供が手に取って楽しんでくれるような作品を作りたい、そして、グログランテープのしなやかさで軽さを表現したいと考えました。テープでユニットを組んでいく作業は大変でしたが、楽しみながら作ることができました。テープの色や幅を変えれば、同じ技法でもまだまだ可能性がある作品だと思っています。今回のコンテストを通して、改めて服づくりには副資材が重要であることを実感しました。今後も、人の気持ちを変えられる作品づくりをやっていきたいです。

審査員の先生からの総評

アパレル部門 審査員特別賞

■作品名:Stratum(地層)

審査員特別賞 写真1 審査員特別賞 デザイン画
作者 仲嶺 真司
学校名 大阪モード学園
使用アイテム 形状保持ファスナー、"METALUXE"、グログランテープ
作品コンセプト 地震に立ち向かう強い女性
作品解説 "METALUXE"やグログランテープを重ねることで、地層の積み重なりを表現。オリジナル技法で生まれるレイヤードとランダムな流れは、デコルテ部分の肌を見せることによって、女性らしいセクシーさを表現しています。
受賞コメント 作者写真他にも素晴らしい作品が多く、選ばれると思っていなかったのでびっくりしています。グログランテープを使いたかったので、それだけで生地を作り、テープ間にファスナーを絡ませディープなフォルムに仕上げたのですが、ディテールだけでなくシルエットが崩れないよう全体のバランスを取るのが非常に難しかったです。またフロントに金属ファスナーではなく"メタルックス"を使うことで軽くすることができました。明るめの作品が求められる中で、あえて逆のことに挑戦し評価されたのが嬉しかったです。自己表現を突き詰めるだけでなく縫製技術も磨き、誰もが理解できる作品を作って来年はグランプリを目指します。

審査員の先生からの総評

ファッショングッズ部門 グランプリ

■作品名:アフリカ旅

グランプリ 写真1 グランプリ デザイン画
作者 曺 鳳成
学校名 文化服装学院
使用アイテム "EARLY DAYS"、"METALUXE"、グログランテープ、リベットバー、"ベルナップ"、"パーメックス"、アイレットワッシャー
作品コンセプト アフリカ伝統文様と旅行用のリュックサック
作品解説 自然をそのまま守り続けるアフリカ原住民の伝統文様と鮮やかな色彩に注目し、アフリカを旅する旅行者用のリュックサックを製作。カラフルな色合いと、"EARLY DAYS"の組み合わせが素材を引き立て、より一層アフリカ的な味わいを醸し出します。
受賞コメント 作者写真グランプリを取れるとは想像もしていなくて本当に嬉しいです。今回、地球問題を考えたときに、「環境」に着目しました。自然豊かなアフリカをテーマにしたのは「まだこんなにきれいなものがあるんだ」という希望を見せたかったからです。アフリカの生活には水牛が必要不可欠な存在であり、それを作品で表現しました。発色の良いグログランテープを使用し、色にもこだわりました。顔の立体感を出すことやバッグのフィット感を出すことには苦労しましたが、自己満足にならないように丁寧に作品づくりをしました。バッグには、モノを入れるという機能だけでなく、夢や自信もつまっています。だからこそ将来は人を喜ばせるバッグのデザイナーになりたいです。

審査員の先生からの総評

ファッショングッズ部門 優秀賞

■作品名:折鶴ブーツ

優秀賞 写真1 優秀賞 デザイン画
作者 添野 りん
学校名 文化服装学院
使用アイテム 透明コイルファスナー、"ベルナップ"
作品コンセプト 昔から着物の模様として描かれていた折鶴を靴全体で表現
作品解説 折鶴をイメージしたブーツに、透明コイルファスナーを使用することで、靴全体に未来的なニュアンスを表現。又、青・赤・金色で伝統的な雰囲気をプラスすることで、和と洋が融合した、新しい可能性を感じさせる、一足が完成しました。
受賞コメント 作者写真ショー向けの作品とは思ったもののまさか受賞できるとは、表現できない気持ちです。これまでブーツを作ったことがなく、技術にも自信がなかったため夏休み全て使い人生で一番頑張りました。カラフルでわかりやすい作品をと考え、折鶴そのものを表現するよう心がけました。未来的な雰囲気を出すため透明コイルファスナーを、装飾や折鶴のフォルムを出すため"ベルナップ"を使用しましたが、自分が作りたい作品に合うファスニング商品を自然に使うことができました。2年生ですので、次回のアワードへの目標ができました(笑) 。入学前は4年間彫刻を学んでいましたので、将来は靴だけでなく彫刻も含めた立体造形の世界で活躍したいです。

審査員の先生からの総評

ファッショングッズ部門 審査員特別賞

■作品名:Aide-moi

審査員特別賞 写真1 審査員特別賞 デザイン画
作者 高 賢慶
学校名 文化服装学院
使用アイテム "Qメイト"、ブレークアウェイジョイント
作品コンセプト 荒んでいく現代から自分の身を守る
作品解説 Aide-moi とは、フランス語で、‘助けて’という意味です。自分の身を守ることをイメージし、作品を製作。丈夫なナイロンツイルの周りには、やわらかい革を使用。ファスナーではなく、"Qメイト"を使用しているのがデザインのポイントです。
受賞コメント 作者写真皆さんの作品レベルがとても高くて、まさか自分の名前が呼ばれるとは思っていなかったので、本当に嬉しかったです。不安で一杯でしたが名前を呼ばれて良かった!今回、人があまり使わなくて、それでいてカッコいいアイテムを探して"Qメイト"にたどり着きました。このアイテムでオリジナリティを出せたのが良かったと思います。将来、自分のブランドを立ち上げることを目標にしていますが、「今までありそうでなかった靴のデザイン」を手がけ、立ち上げたブランドがスーパーブランドへと成長することが、今の私の夢です。夢の実現に向けて、これからも学校でしっかり学んでいけたらと思っています。

審査員の先生からの総評

受賞作品 審査総評

小泉 忍 今回のファッショングッズ部門はコンセプトのわかりやすいものが高評価を得ました。わかりやすく表現していることは重要ですが、仮にコンセプトがしっかりしていても、わかりやすぎて、もしくは捻りすぎて機能が伴わないとマイナス評価になります。細やかな素材選びと縫製やフォルムを突き詰めるということを大切にしてほしいです。日本人が持つ細やかさや気配りを込めてもらえば、いい作品になると思います。
三原 英詳 最近はトレンドの流れというものがなくなっていて、自分の好きなものを突き詰めていった作品がこのアワードでは評価されています。まず何を表現したいかじっくり考えて作ることが必要です。単にアイデアだけで作るのではなく、わかりやすく且つポイントも押さえていて、我々に「何だろう」と思わせる作品をお願いします。プロは他人が使うことを前提に作品を作ります。是非他人が使うことを考えつつ「核」になるものを作りこんでいってほしいです。
山下 隆生 実は毎回自分なりにテーマを決めて審査しており、今回は「原始(ルーツ)」「デジタル」とい相反する2つがテーマでした。原始とは、昨年の震災など、自然には勝てない地球のエネルギーに圧倒されつつもその中で「生き物」というものをデザインとしてどう表現するか。また「デジタル」は携帯電話などの発達で自分の脳だけでいろいろなことを実現できるようになった時代をどう表現するかでした。グラフィカル且つ二次元の世界を表現する作品の中、ファッショングッズ部門でグランプリを受賞した「アフリカ旅」はアフリカの大地・民族の生き抜く力がストレートに伝わりとにかく圧倒されました。また外見だけでなく細部までも丁寧に作りこまれていました。ファッショングッズ部門のスキルがますます上がっていると感じます。作品で伝えたいことは何なのか、コンセプトをしっかり置いて、それに技術やパーツを上手く組み合わせて素晴らしいファッションアイテムを生み出して欲しいです。
ハン アンスン 年々レベルが上がっており、このアワードのYKKファスニング商品の使い方は我々も勉強になっています。昨年と異なりカラフルな色使いが多くてよかったです。我々審査員は作品のコンセプトだけでなく縫製の状態などもかなり細かくチェックしています。また作品に加えポートフォリオもきちんと作っている作品の評価は高かったです。
木下 美伽 作品を作るにあたっては本当に自分が好きなものは何かを考え、デザインの方向性を煮詰めていった方がいいと思います。自分がやりたいことをやっている作品には心惹かれます。しかしコンテストですので詰めが甘いと結果が違ってきます。100%じゃなくて120%、妥協せずにやったら結果は変わります。情熱を持ち、自分の好きな事を考え本当にこれでいいのかと自問自答を繰り返しながら、また周囲の意見を聞きながら作品を作っていってほしいです。
藤田 恭一 デザインを表現することからはじめるということがとても脆弱になっていると思います。個人的には「passion(情熱を持つこと)」「emotion(自分の感情を大切にすること)」「fantasy(自分なりの夢・物語を考えること)」が忘れられている気がします。今回のファスニングアワードの受賞作はこの3つを込めようというのがひしひしと伝わってきました。就職しても、その3つを忘れずに、その会社がどのような夢を持っているかということを進んで表現して欲しいです。学生時代に培ったことを仕事に活かす上で、会社/自分/社会/世界の「fantasy」を忘れずに是非頑張ってください。
YKK株式会社
代表取締役社長
猿丸 雅之
今年もファスニングアワードにたくさんご応募頂きありがとうございました。カラフルな作品が多く、日本人の気持ちが少し明るくなったようで嬉しかったです。また色が伝えるメッセージ性というものを再認識させて頂きました。年々レベルが高くなっている中でみなさんの「やり切った感」と最後の追い込みの差が、評価にわずかの違いを生んだのではないかと思います。弊社も元気を出してファスニング商品の供給を通じて陰ながらサポートして参ります。来年も素晴らしい作品をどうぞよろしくお願いいたします。

応募数:4,928 / 参加校:87 / 入選:30
審査員:木下 美伽(ファッションデザイナー)、小泉 忍(ファッションデザイナー)、ハン アンスン(ファッションデザイナー)、藤田 恭一(ファッションデザイナー)、三原 英詳(ファッションデザイナー)、山下 隆生(ファッションデザイナー)、猿丸 雅之(YKK株式会社 代表取締役社長)

受賞作品をご覧になりたい方は、下記までご連絡ください。
お問い合わせ:03-5604-6468 YKKファスニングアワード事務局

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